犬のしつけは、服従訓練と陽性強化と大きく二つに分けられるそうですよ

町田康著『スピンク合財帖』(講談社)という本を読みました。

作家(=主人)の飼っているスピンクという5歳の雄犬からの視点で書かれています。白いスタンダードプードルだそうで、ところどころに出ている写真を見ると、ぬいぐるみみたいでかわいい。

他には、仲間の犬、キューティーとシード、美微さん(作家の奥さん)、ポチ(作家=主人のことをスピンクはこう呼んでいる。半分犬のようだからって)が主な登場人物(動物)。

スピンクから見た作家の生活が書いているわけで、現代版『吾輩は猫である』の犬バージョンといった趣。

この中に『ポチの引き倒し』という章があるのですが、リードを引っ張り何度もポチ(=主人)を引き倒したので、訓練・トレーニングに通うことになった旨が書いてあります。つまり、犬のしつけですね。

そこで書いてあったのですが、訓練の方法には服従訓練と陽性強化と大きく分けて2通りあるのだそうです。

服従訓練は、飼い主が絶対的な存在として君臨し、飼い犬を自由にコントロールします。首に衝撃を与えて転がしたり殴打して、徹底的に心を挫くことで命令に従わせるやり方。

もうひとつの陽性強化は、良いこと、たとえば「お座り」と言ったらちゃんと座った、など言うことを聞いたら、いっせいにワントーン高い声で褒めまくり、良い気分にさせて、どんどん言うことを聞くようになる、というやり方です。

ポチは服従訓練方式では気が弱くて徹底できなかったので、陽性強化方式で訓練することになったようです。その成果は如何に?